現在、色がわかっている恐竜はいくつか存在します。その中でも、羽毛や皮膚の色素構造が化石から保存されているものを基に、具体的な色が推定された恐竜がいます。以下はその代表例です。
1. シノサウロプテリクス

中国で発見された小型の肉食恐竜で、尾と背中に「赤褐色と白の縞模様」があったことが確認されています。メラノソームと呼ばれる色素顆粒の形状が保存されていたため、色が復元されました。
2. アンキオルニス

翼竜のような羽毛を持つ恐竜で、モノトーンの「黒と白の羽毛パターン」と、頭部に赤褐色の羽毛があったと推定されています。色素顆粒から黒、白、赤褐色の色合いが判明しました。
3. カイホンギア

韓国で見つかった鳥類に近い恐竜で、翼に「虹色の光沢」があった可能性が示されています。これはメラノソームの形状が、虹色の羽を持つ現生の鳥類に似ていることから推定されたものです。
4. ミクロラプトル

四枚の翼を持つ小型の羽毛恐竜で、全身が「黒みがかった青色」だったと考えられています。羽毛のメラノソームから、光の加減で青黒く輝く色が復元されています。
これらの色の推定は、化石に含まれるメラノソーム(色素を含む細胞構造)の形状や分布を、現生の鳥類や爬虫類の色素構造と比較することで行われています。
